77日とも呼ばれる四十九日が過ぎると、まず行われるのが形見分けです。
形見分けとは故人が生前使っていたものを故人の関係者に贈る行為のことで、一般的には衣類や小物類などが形見分けの品として選ばれます。
その時に贈る側が注意したいのは、あくまでも日常生活の中で傍に置いてもらえるものを贈るようにすることです。
そのため実際に使えるものが好ましく、傷みの激しいものなどは先方からの強い希望でもないかぎりは、形見分けリストから除外しておくことが基本です。
ただ傷みの激しいものでも遺言で贈りたい人が明記されている場合は、そのことを先方に告げて形見分けで受け取ってくれるかを確認する必要があります。
そして形見分けの品を渡す際は、何も包まずそのまま手渡しで行うのが基本です。
包む場合でも半紙のような白い紙を使います。
例外として着物や美術品のような、収納袋や箱が最初からついているものはそれに入れて渡します。
遠方にいる人に形見分けをする場合は配達の事を考えて包装しますが、その場合も過剰な包装にならないよう必要最低限にとどめておき、別に挨拶状を送るのがマナーですよ。
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